雨と光の見せ方が素晴らしい作品。
特にガラスに当たる雨粒が美しかったです。
花火もあんなアングルで観てみたいと思わせる新鮮な描写。これは二年前にシャフトがやってないといけないやつじゃないか。
新海誠監督は光の筋と水を描かせたら世界一なんじゃないですかね。前作も美しかったです。
びっくりするくらい「君の名は。」と同じ鑑賞後感でした。
相変わらずの強引な音楽挿入。
はちゃめちゃな物語展開と主人公の行動も相変わらずです。
まぁ「キャッチャーインザライ」を読む主人公だから、めちゃくちゃな行動は仕方ないですかね。
どんな映画でも若者が走る姿はいい。
アニメの絵でもその素晴らしさは見事に表現されていました。
あと「ムー」のTシャツ、あれ欲しい。
震災後である現在にこの選択の結末を描くのは勇気がいっただろうな。
監督の作家性そのままとはいえ、受け入れられない人もいるでしょう。
どうしても比べられるであろう「君の名は。」よりは本作のほうがわたしは好きです。
上映前のある作品の特報にびっくりしてあんまり本作に集中できてなかったかも。
これのせいでもう一回くらい観に行くことになりそうです。