このレビューはネタバレを含みます
「君の名は」にかなり引っ張られた作品だと思った。
似た要素がたくさん。不思議な力を持つ女子友達少なそうなヒロイン、お色気お姉さん、神社と古の言い伝え、異世界とつながる特別な場所etc既視感満載のプロット。そして極め付けにカメオ出演。
当てつけかのような真逆のラスト。
「君の名は」で、"死ぬはずの運命だった人たちを2人のエゴで勝手に救うのはいかがなものか"と批判されたのに対して、「天気の子」は"じゃあ自然に任せて東京水浸し放置でご満足ですか?"という投げやりアンサー映画なんじゃないかと邪推してしまうほど。
なんとか独立した映画として頑張って見てみても穂高の家出理由不明、ひなが児相に行くと凪と引き離されると思っている理由が不明でまったく感情移入できず。あと凪はバスで学校通ってるってことは私立なんだろうけど、何故姉を違法労働させてまで公立に転校しないんだ?この辺を丁寧に描いてくれないと、逃げてないで早く大人に頼れよ、という気持ちになってしまう。
あと、世界の形を変えてしまったとよく言ってるけど東京23区=世界なのか??とツッコミどころ満載でした。。