ダルマパワー

HELLO WORLDのダルマパワーのネタバレレビュー・内容・結末

HELLO WORLD(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

この手の純愛ものにどうも弱い(好き)。

声優は、君のすい臓を食べたい(実写)のコンビ。

図書委員という設定といい、主人公の男のキャラクターの性格といい、大枠でのヒロインが死ぬという展開といい、通ずる部分が多く印象的だった。

ハローワールドという言葉は、プログラミングを学ぶ際に最初にテスト的に使用される、一般的な文言だったと記憶している。

途中まではどこがハローワールドなんだろうと思っていたけど、本当に最後の最後まで見て、府に落ちた。

これはもうフェチの世界だから公平なレビューにならないけど、明るいヒロインもいいけど、生真面目で多くを語らないヒロインも、またいい。

設定がとても難しい内容だけに心配はあり、途中、ん?となった所も正直あったけど、最後まで通してみて大きな設定やストーリーのくずれがなく、楽しく見れた。

強いて言えば、この作られたデータの世界におけるエラーの修復機能、というものが、何をゴールとするものなのか、何をやってはいけないのかなど、この映画の世界でのルールの理解に手間取り、ややストーリーに浸るという意味ではノイズになってしまった。

純愛映画、という点では、プログラミング的な思考とで集中を分散されて、最後まで感情移入はしきれず、どことなく感情が途切れ途切れになってしまった感触があった。

誰を対象にした映画なのかな?というのは特に気になったところ。子供には難しいし、プログラマーが楽しむには不十分かもだし、恋愛ドラマに興じたい大人としてはノイズが多いし。

個人的にはとても好きですが、上記からスコア伸び悩み、という感想でした。
ダルマパワー

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