ノーランを始めとする大作SFに、新海誠を始めとするセカイ系ヒットSFに、とにかく、いろいろな影がチラつく作品です。
ビジネスホテルの朝食バイキングで、小皿でひとかけらずつ取り入ってたべて、を繰り返してる感じがします。
それがよくマッチして、いい意味でのおどろきや新しさを感じる味になったかと言えばむずかしいところで、まとまってるなあとはおもいつつも、そぎ落としすぎておくゆきはないといった印象。
堅実な興収もえられたのだろうけど、後世からふりかえられるかといえばそれものぞめなさそうです。
かといって、えらそうに駄作ともいいきれない、そんなラインにいる映画です。