ドルビーアトモスで見たんだけどマルチバースに突入した時の音、詳細に言うと静寂の再現が物凄かった。言うまでもなく映像の鮮明さにも舌を巻いた。マーベル映画では見たことないユニークな表現がたくさんあったのはサムライミのバックボーンに起因しているかもしれない。マーベル映画としても一つの映画作品としても、新しい映画だと感じた。
ワンダが子供2人と暮らす次元と、ドクターストレンジと格闘している次元が瞬時に明滅する映画中盤の場面には思わず鳥肌がたった。また、ワンダが子供と幸せに暮らす場面では涙が流れた。取り上げたらキリがないほど印象に残るシーンがたくさんあるし常に緊張感があった。
マーベル公式がwhat ifについてリファレンスしたことにより焦って復習しだす人たちが多数いるようにsnsでは見受けられた。mcu作品が連続性をもつハイコンテクストなものであるのは今に始まったことではないけど今後もこれが続くのだろうか。what ifは正直当たり外れがあって全視聴するのが辛かった。マーベルの映画とドラマをほぼ全部カバーしてる自分でさえ追いつくのにひいひい言っているのだけど、エンドゲームのような壮大でカタルシスを得られるようなクロスオーバー作品は今後可能なのだろうか。
