このレビューはネタバレを含みます
物語の結末についても感想を言っています
MCU内で盛り上がっている
マルチバースを説明しつつ
翻弄される作品かと思いきや
ドクターストレンジの
人生のケジメの作品、
でもなく
本質はワンダの物語
ドラマ ワンダヴィジョン
でどんなことが起きていて
どんな結末だったのか
知っておく必要があり
この作品単体だけでは味わいきれない美味しさがあったと思う。
ワンダヴィジョンと
マルチバースオブマッドネスは
セットで見ることで完成する作品だと感じた。
今作のキーアイテムである
ダークホールドも
最初の登場と説明も恐らく
ワンダヴィジョン内なので
ドラマも見る必要があると感じた。
ストーリーに関して
予告では闇堕ちストレンジが
ヴィランかと思っていたが
かなり早い段階でワンダがヴィランだと
発覚して驚いたし、
登場を期待されていた
｢Xメン｣シリーズの
チャールズ・エグゼビアや
キャプテンカーターを含む
イルミナティ の相次ぐ死亡にも
とても驚いた。
言い方は悪くなってしまうが
使い捨て のようだなぁって感じた。
もちろん胸アツ展開なことに変わりはなく
とにかくワンダが最強すぎただけか…と
感情を爆発させると、
ワンダがあまりにも不憫……………
MCUユニバースのワンダは
どうしてこんなに幸せになれないの………
他のユニバースのワンダは
みんな子供がいて
愛し愛される家族がいるのに…………
ワンダヴィジョンの最後に
空へ飛んで行った白ヴィジョンは
登場しないのか……
今のワンダに必要なのはキミなのに……
ワンダ生きてるといいな………
今作初登場のアメリカ・チャベス
能力がマルチバースの移動ということで
今作のキーパーソンであり
この子もわりと不憫なキャラ…
でも最後には力を扱い、さらに
カマータージにて修行していたので
今後も出てきたりするのかなって思う。
気になる点に
No Way Homeの最後と今作の繋がり方がある。
作中でマルチバースについて問われ、
スパイダーマンの件で
と答えるシーンがあったが
頼まれていたのはピーターパーカーからであり、スパイダーマンのことを覚えているのは当然だがその件をどのように記憶しているのかだ。
その他に、
カメラワーク的になのかは定かではないが
ワンダが第四の壁、つまりこちら側を見ていたシーンがあるような気がした。
またピザ屋のおじさんは
明らかに意図してこちら側を見ながら
終わった！ といっていたことが印象的
これに関しては、
サムライミ監督の別作品
｢死霊のはらわた｣の
主演の方で、イースターエッグのようなものだと思う。
サムライミ監督ということで
事前に言われていたようにかなり
ホラーチックな作品になっていた。
映像演出も今までのMCUには
なかったホラーの緊張感を感じた。
ビックリ要素があるので注意が必要かも
No Way Home後の作品で
かなり期待値が上がっていたが
物語であったりサムライミ監督の
特徴的な演出のおかげで
かなり楽しむことが出来た。
will return ということで
第三の目を開眼した
ドクターストレンジの活躍がはやく観たい
