このレビューはネタバレを含みます
もうこれ以上見ないと心に決めてたのにサムライミが監督だから見ちまった畜生!
ドクターストレンジで初めて酔わずに見れた、これだけでもまずありがたかった。
一作目は幻術魔法の空間がぐにゃぐにゃなる描写がもうだめで『うわ!気持ち悪い!』と映画で初めて船酔いみたいな状態になった。トリップ映画といえばそうなのかもしれないが、あれは個人的には大変だった。
夢がパラレルワールドに繋がってるというファンタジー展開から、アベンジャーズ含めたヒーロー世界観をいじり倒した笑えるシーンも多々あり、基本は闇落ちワンダに落ち詰められ逃げ続けるというホラー映画の形式を取ってる。つまり!全部盛り!
ドクターストレンジもサムライミの手にかかれば童貞男に様変わりする。冒頭一瞬で彼に同情して感情移入できる、みじめすぎる思い人の結婚式参列が素晴らしい。
ゾンビストレンジが最高すぎた。楽しくなっちゃって『いい師匠』を今度こそやるぞ!と意気込んだ彼の気持ち悪いウインクも狂おしいほど好き。今後もあれで出てほしいくらい。
ワンダとストレンジは紙一重のキャラなのに、ワンダだけ子供を思うあまり闇落ちしてしまったの悲しい。あなたは平気なのに私は悪党なの?って台詞はほんとその通り。
途中の闇堕ちストレンジを見ても分かる様に、あの結婚式の後アメリカチャベスが落ちてこなければ全然主人公ストレンジも闇落ちしてた可能性がある。ほんとタイミングだけのこと。この諸行無常感がよかった。悪は鏡写しというホラーとしての確かさ。
サノスと渡り合ってたからあれ?って思ってたけどなるほどね…強すぎたか(なんかでもワンダビジョン見てると余計混乱するぽいね。見ずに行ったので気にならなかったけど)
てかウォン役の人ベネディクトウォンて名前なんや…え、な、え?混乱する
今回目玉の怪獣と戦ってる所かっこよかったです。ちゃんとあの人も強くていい