ko

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのkoのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃよかった。ハァ〜〜よかった。
サムライミ節炸裂と聞いていたけど、思ってた以上に好き放題やってて最高だった。
(よくよく考えたら絶賛するのは違うんだけど、でもオモロすぎたよな。)
魔術バトルや次元を超える映像はあまりにも凄くて、各ユニバースのコンセプトは美しくて、、、でも全然ホラー映画。
わかりやすく邪悪なスカーレットウィッチが足引きずりながら追いかけてくるのちょっと……楽しすぎた。
“赤は進め”、草木が生い茂るNY、破壊された宇宙、、、、マルチバースへのワクワクは止まらないね。
二つのユニバースが同時に映される”ダークホールド”、、、、ヤバ、、、、、、、、
子供の世話するワンダとスカーレットウィッチのリンク、、、、、、、、
クリスティーナに支えられるスティーヴンとポニテ死体悪霊翼スティーヴンのリンク、、、、、、
訳わからない映像美に、古っぽい編集もあれば、音楽対決みたいな新しさもあり、新感覚だった。恐るべしサムライミ。
色々色々やるけど結局は愛を語る映画、そんなのは好きに決まってます。

ワンダは何も悪くないワンダは何も悪くない!!!!!!!!!!ワンダが犠牲を払ったのには反対ですよどうしても。ワンダの幸せしか願ってないからね。
冒頭の幸せ空間が夢(別のユニバース)だったところからずっと辛い。ワンダヴィジョンのラストはダークホールドなうだったんですね、、、
ウェストビューの一件を後悔して後始末しても、やっぱり苦しみに耐えられなかったワンダ、、、、、、

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娯楽映画を難しく捉えるのはナンセンスな気がするが、、でも、、、


絶望と希望。
どこのユニバースでも愛が実らないスティーヴン、他全てのユニバースが幸せなワンダ。
限りない絶望とそれでも幸せを探してもがき苦しむ人間臭さ、、、、自己破壊、、、、
この気持ちはきっと誰もが知ってる。
そしてラスト、”どの宇宙でも君を愛してる”と伝えるスティーヴン😭😭😭😭😭”私が愛します”と伝えるワンダ😭😭😭😭😭
惨めな自分を赦して肯定するスティーヴンと、不幸で不幸で暴走してしまった自分を優しく見つめるワンダ、、、、、、。
マルチバースはあたりまえに危険だらけで、人を狂わせる。なのに、なんだ。
マルチバースは“救い”じゃないか、、、、、。
アンドリューピーターがMJを助けて彼自身が救われたように、トビーピーターがトムホピーターを助けて彼自身が救われたように。

”マルチバースは次元を超えた愛と赦しを与える”

こう思えてならない。
ワンダがワンダを救った、、、、、、。むしろワンダを救えるのはワンダしかいなかったんだ、、、、、、、、、。
そしてこれは私たち観客にとっても同じく救いであるはず。
私たちの夢は本当にどこかに存在するユニバースで、きっとそこには同じように愛と赦しがあるのかもしれない。Are you happy? 実際幸せでなくても、苦しくても、それでいい。惨めな自分を自分自身が赦し、愛することができる。むしろ、自分自身にしか救えないときがあるんだ。

※ 日本語字幕だと“私が愛します”で“私が子供達、そしてあなたのことも愛します”という自己愛や赦しを示したと解釈した。(この解釈した人は多いと思う)
ところが!!調べたところ原語だと“They’ll be loved.”→“子供たちは愛されてるわ”になるとのこと。つまり、スカーレットウィッチワンダの暴走した愛も“母親の愛”として受け入れたということか、、、、素晴らしすぎる、、、、、、、、、
ワンダが別次元の自分によって赦され、愛される瞬間と解釈したときも最ッッッッッ高ありがとう、、、と思ったけど、ワンダが必要としていたのは愛されることではなく、自分がとてつもなく強く持ってる”母親としての愛“を受け入れられることだったんですね、、、、最ッッッッッ高ありがとう、、、、、、、。
そして、、、、スカーレットウィッチ(616)を見た別次元のワンダ(838)は“知ってる”顔をした、、、それは彼女ががスカーレットウィッチを“夢”に見ていたからに違いない。ずっと知っていたんでしょう、、。
だからこそ、すぐに近づいてそっと触れ……彼女に一番必要な言葉をかけることができた………………
美しい😭😭😭ワンダの犠牲は絶対に嫌なのに、、彼女は自分で後始末をする人で、、、犠牲とはいえど彼女にとってはもう、救われる道はコレしかなかったんですね、、、、、、、ワンダが一番偉いよ。

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子供たちのアイス食べたいお歌に涙するワンダ😭😭😭616ワンダにも幸せになる権利あれよ😭😭😭
ワンダがいい母親すぎて、尚更母親になれない616ワンダが可哀想なんだよな、、。
スカーレットウィッチと母親ワンダの対比、、、エリザベスオルセン過去一良い演技だったんじゃないかな、ひれ伏しました。
余談だけどこの映画に出たのが子供たちだけで、ヴィジョンもピエトロも出なかったのは興味深いね。
あと、ロキは性別まで変わってたけどこの映画でそこまで変わってるは人いなかった。

この人生に感謝している。数々の困難にも感謝している。ウォン😭😭😭

マルチバースのヒーロー達はおおおおお!!!となって、全員誰かはわかるけど盛り上がりきれなかった、、未履修後悔。
キャプテンマーベル化物級に強いはずなのに、あっけなく負けたなぁ。
カ〜タ〜〜〜〜!!!I CAN DO THIS ALL DAY!!!!!!

ワンダに手を差し伸べるプロフェッサーXはちょっと、、、、すごく良かった、、、、、あのシーンは爆撃を受けたソコヴィアの実家に見えたけどどうだろう。ワンダの不幸の始まりの地?

カンバーバッチ、、、、ありがとう、、、、、、、。
愛する人の結婚式で幸せだと嘘をつく顔な…………まったく、繊細な男です。
かと思ったら、持ってたグラス飲み干してバルコニーから飛び降り、スーツ姿からヒーロー姿にチェンジング、、、おま、、、、さっきまで、、、、、好き、、、、、、、

何度でも言うが“どの宇宙でも君を愛してる”良すぎる、、、、、。カンバーバッチにこれ言われるまで死ねない。夢に出してからダークホールドします。

“高層ビルから落ちる夢を見ないか?”
鳥肌止まらん怖すぎる。クリスティーナに対するクソデカ愛情のせいで、実らないならいっそのこと他次元の自分達殺す!!!!!!!となるスティーヴン、イカれてて良いです。

ポニテ死体スティーヴン嫌すぎて最高だった。悪霊の翼〜〜〜あまりにも良い。
ドクターストレンジ様をゾンビにしたのオモロすぎるでしょ。
映画全体として、ホラー映画のおいしさとヒーロー映画のおいしさを掛け合わせていてたまらないですね。見た目汚くてめちゃくちゃ美味いメシ(一番美味いヤツ)を泣きながら食べた感じでした。何なのこの映画〜〜〜〜〜〜

スティーヴンと赤髪(?!?!)クリスティーナの別れ、クゥ〜〜、、、完璧〜〜、、、
“”止まった時計を自分で直した””
コレですよね。自分で直すねん。でも引き出しにしまうねん。それがスティーヴンの選んだ道や。

スカーレットウィッチの可能性を、えっっっぐい形で見せつけましたね〜〜!間違いなく最強であることの証明、、見たかったですもんねえぐ〜〜、、、”理性”とか”手加減”とか言っててクソ痺れた。
や〜〜、、強い。スティーヴンも全然敵わなかったか。
ワンダがスティーヴンに恨みを持ってるのは心が死んだ。どちらも仕方ないよな、タイムストーンは渡すしかなかったし、、でもあそこのワンダ以上の悲劇はないからな、、
エリザベスオルセンがめちゃめちゃに笑顔可愛いこと忘れちゃうな。

冒頭のちょっと生意気なアメリカよかったな〜〜。というかいきなり現れたアメリカ、能力激ヤバで泣いちゃう。どこの星?どこのユニバース?母親達も能力者???

ヒーローと子供の絡みは良いものですね。
二人の関係性がいまいちしっくりこなかったのは少し残念だった。そこまで世話を焼く訳でもなく、嫌味を言い合うような感じでもなく。
どちらも深い悲しみを抱えていて、もっと強い繋がりを持てたんじゃないかなと思った。
でもなでもな、、握らずにはいられなかったメスを、アメリカに渡すスティーヴンな、、、、、”自分を信じろ”
616スティーヴンはメスを手放せた最高の男です、、、、、、、、、、

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エンドクレジット
スティーヴンが音楽に苦しんでるのマジで何???おでこに第三の目あるわ〜〜代償心配で震える。
紫アイメイク&スーツのシャーリーズセロンおるが???マジで何???

3週間自分を殴り続けたのはサムライミ映画常連のブルースキャンベルということで、そういうことか〜、

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個人的にトニーがウルトロンの暴走を招いたあたりから、善と悪の境がないような気がしてる。
ワンダが登場してヒーロー達の弱みを突いたことで、MCUの深みが増したところはあると思った。

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LOVE!!!!! MoM!!!!!!!

(感情だけの長文失礼しました)
ko

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