dowaikiは家にいる

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネスのdowaikiは家にいるのレビュー・感想・評価

3.0
〜ワンダおまえ真面目だな〜

エイジオブウルトロンでの初参戦から「オルセン姉さん、ちょっとシリアスすぎやしませんか。マーベルですよもっと力抜いてくれませんか?」問題ってのがあるでしょ。ソー姉ヘラ:ケイト・ブランシェットくらい振り切った「超悪人」なら一線画した感じで安心できようってなもんだけど、ワンダ、あるいはマーシー・メイ、違う、あるいはスカーレット・ウィッチのキャラと姉さん自身のキャラ(なの?)、なんか影のある感じ、が、それを許さないでしょ。
そんな真剣にやらんでも…頑張らんでもいいのに…って、わりと「観てていたたまれない」のがMCUで頑張るオルセン姉さんだったりする、の俺。

今作、大半がもう忘れてるサノス戦の恨み節みたいなの引っ張り出されて、そういえばワタシ…前から実はオマエラ…って急に凶悪魔女みたいなポジションに収まっちゃう経緯も、X−MENアポカリプスでダークフェニックスに祭り上げられた真面目っ子ソフィー・ターナー(GOTのサンサな)と重なったりしてそれはそれで不幸感じるわけだけど。

なんにせよネガティブオーラがすごいんよ。
相性が悪いの。
オルセンの陰。サムライミの陽。
真正面から衝突してしてもとる。
ワクワク楽しみたいのに陰気な真面目女に邪魔される。
これ楽しいの?悲惨なの?どういうふうにみればいいの?
もったいねえ。

ソーサラー・スプリームなはずなのにカンバーバッチの見せ場ないじゃん、とか、イジョフォーのモルドは俺が忘れてただけだけど、アメリカ、おまえほんまに誰やねん、とか、は取るに足りない問題だ。

オルセン頼む。MCU辞めてくれ。その幸薄顔面は他で活きる。ここじゃない。

『ワンダビジョン』も観て自説を確かめよう。
なんだか怖い。