Violet

黒い司法 0%からの奇跡のVioletのネタバレレビュー・内容・結末

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

こういう正義が打ち勝つ話大好き。最後勝つんだろうなってわかってても(『0%からの奇跡』という副題で笑)ラスト涙涙だった。
もちろん色々ドラマチックに描かれている箇所はあるのだろうけれど、世界にはこんなにも素晴らしい人たちが実在すると言う事実だけで胸がいっぱいになった。
人種差別・貧困差別。善良な貧しい人よりも罪を犯した裕福な人が得をするような、そんな世の中は悲しすぎる。

▼原題
“Just Mercy”
直訳すると「公正な慈悲」になるけど、映画の内容から見ると「公正であることが慈悲である」「公正=慈悲」みたいな意味になるのかな。
Bryan Stevenson本人が「不公正」について語っているTEDでのスピーチも素晴らしいので併せて観てほしい...!

▼米国南部の根強い黒人差別
映画『運び屋』でも黒人が白人警官に怯えるシーンがあったけど、日本では考えられないような根強い差別意識が米国の特に南部ではあるんだよね。
昨年2020年はGeorge Floydの事件(これはミネソタ州だから中西部にあたるけど)を皮切りにBlack Lives Matter ✊🏽 ✊🏾 ✊🏿 を掲げた抗議行動行われ、人種差別が注目される年になった。時代が流れて生活がいくら豊かになっても差別は無くならない。
わたしの知り合いも前に英国を歩いていたら”Yellow monkey!!”って生卵投げつけられたことがあると言っていて愕然とした。悲しい。

▼My Favorite Line
This man (Walter McMillian) taught me how to stay hopeful. Because I now know that hopelessness is the enemy of justice. Hope allows us to push forward even when the truth is distorted by the people in power. It allows us to stand up when they tell us to sit down, and to speak when they say, “be quiet.”
Violet

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