La

黒い司法 0%からの奇跡のLaのネタバレレビュー・内容・結末

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

見て良かったです。
アメリカの人種差別は知った気になっているけど、ここまで酷いものと改めて再認識。

焦点が当たってたジョニーDは、18歳の白人女性を殺した罪で、裁判もなしに死刑判決。
根拠は白人の重罪人マイヤーズの(検察側に強要された)供述のみ。
クレジットで本人の写真が見れるんだけど、役者さんすごい寄せてた、、そっくり。

その他、アリバイ証言や無実を証明する黒人24名の供述はガン無視される、、、
何のための裁判なんや、、、
当日ジョニーDが現場から離れた場所にいたことは複数の目撃者がいることから明白なのに。
素人が見てもジョニーDは無実です。

保安官のテイトが繰り返し主張するのが、「この街の人たちを安心させなければならない(黒人を逮捕することによって)」。
彼はマイヤーズに偽証を強要しているのでジョニーDの無実を知っているのだから、真犯人は野放しな事を自覚しているのよね、、どの口が安心を語るのか、、
最後、起訴の取り下げに同意したのは良心の呵責?彼の心変わりの理由が気になる。

同じ死刑囚のレイも、死刑判決を覆すのに30年を要したそうな。
クレジットの実際の映像でお母さん?に抱きしめられている様子を見て涙が出てきてしまった。
この人も、死刑判決の根拠は不完全な証拠のみ。

検察の「犯人は顔を見ればわかる」発言も酷い。「犯人はニガーに決まってるから、お前がやったんじゃなくても同胞の罪を被れ」これマジの発言なんだろうか。
黒人差別の根深さを知りました。
La

La