ナツミオ

火口のふたりのナツミオのレビュー・感想・評価

火口のふたり(2019年製作の映画)
3.7
WOWOW録画鑑賞
W座

出演者はほぼ二人という、
久し振りに再開した元恋人達の
情念と衝動を描く作品。R15

白石一文の原作を荒井晴彦監督・脚本で映画化。

2019年日本作品
出演 柄本祐 滝内公美

元彼女が結婚すると連絡を受けた賢治は故郷の秋田に帰省し、直子に数年ぶりに再会する。
結婚式5日前の直子の買物に付き合わされ、新居に荷物を運び入れた後、彼女から“昔のアルバム”を見せられる。
それは二人が恋人同士の時に撮ったSEXアルバムだった。
彼女からの誘いから、
昔の情交に溺れていく二人・・・

二人の体当たり演技のSEXシーンが注目されがちですが、未曾有の災害が起こった時、人はどう生に向き合い執着するか、
も描かれ問いかけています。

原作の福岡から、秋田へ舞台が変わっているが、自然豊かな風景も綺麗。

SEXシーンは主演二人が若く、爽やかな印象さえ受け、以外に何気ない日常会話が多く次第に過去の二人の関係性などもわかってきます。
印象に残ったシーンは、
盆踊りのある街への小旅行。

そこへ向かうツアーバスでのハラハラシーン!
お年寄りは皆寝てましたね〜

砂浜に並ぶ風力発電の風車をバックでの会話。

何故か昭和歌謡曲風な音楽も、
意外とマッチしてました。

これを観て、昔の恋人に会ってみたいと思わせる作品。
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