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ビッチ・ホリデイのくりふのレビュー・感想・評価

ビッチ・ホリデイ(2018年製作の映画)
1.5
【勝手に腐れ】

現実ビッチの相手は苦労するが、映画で眺める分には楽しいから、と<未体験ゾーンの映画たち2019>上映物件をレンタルで。

デンマーク=オランダ=スウェーデン映画で、いかにも欧州らしき退屈映画だった。冒頭で確信したので、時間勿体ないと早送りで見た。

予想通り、ヒロインの境涯に相応しい自業自得の結末で、意外性ゼロでした。

ギャングの若い愛人が、トルコのリゾート地ボドルムでグダグダ過ごす様を、ただ延々と映し出す。たまに相手から、虐待セックスのサンドバッグにされる。92分、ほぼそれだけ。

で、こんな暮らしをしていれば、荒れた心であんなコトやりかねんわな、との当然の帰結…。あまりにドライで、これも女性監督作というのが、私には唯一、チョット意外でした。

性への冷酷感から、ギャスパー・ノエの『アレックス』辺りは思い出しましたが。

あと、好みもありましょうが、ヒロインが大して美しくも可愛らしくもないんですね。演技で面白く見せてくれるわけでもなく。

まあ、露出的にはそこそこリゾートではありました。お尻が欧州。

原題は単なるHOLIDAY。まあ、タイトル通りの映画ではありました。

<2019.6.14記>
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