【ビート】
2015年の代表作の一つ『ストレイト・アウタ・コンプトン』。理不尽な白人の締め付けから音楽で世界をぶっ飛ばそうとしたグループの物語だった。
本作が忘れては行けないのは、日本が面白可笑しくつけた邦題ではなく、原題がこのふざけた名前である点だ。
今作は今年の未体験ゾーンで流された時から気になっていたが、レンタル開始されたので鑑賞。
ファックザポリス！！！
今作は白人警官ではなく黒人警官が権力を身に纏ってるやつだったりと改変部分はあるが、主人公たちは明日のスターを夢見るヒップホップグループの青年たちという点では少なくとも共通点がある。
もっとも、お粗末なCGと、そのストーリーからは到底傑作には程遠いのだが、これはこれで珍ストーリーしてあり？？？
車に轢かれた蛇のお腹の中から卵を取り出した研究オタクの青年が自家製の成長ビームを照射することで蛇が人間を襲い巨大化して行く…
でだ、なるほど、主人公らのラップバトルや終盤のラップシーンなど音楽的に見応えがあるのだが、巨大化した蛇を倒すのにもう少し音楽を活かせると良かったように思う。
また、蛇に噛まれた人間たちがミュータント化（ゾンビ化）するのだが、こちらも活かしてきれておらず、残念。
もう少し、改変すればなかなか良さそうな要素があるだけに物足りない結果とはなった。
どうせならもうすこし理不尽な警官でもよかったかな。
2019.7.8
