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クーリエ:最高機密の運び屋のyukiのレビュー・感想・評価

4.0
Filmarksの試写会で鑑賞。いつもありがとうございます🙏
「ごくごく普通のセールスマンをしているイギリス人がMI6とCIAに白羽の矢を立てられてソ連の機密の運び屋になる」という、嘘みたいなあらすじですがこれがまさかの実話というのに驚きました。007やミッションインポッシブルのように派手なスパイ映画ではありませんが、スパイもののスリルと国籍を超えた人間同士の絆が描かれていて名作です!
ソ連側の情報提供者であるGRUの大佐・ペンコフスキーを演じたメラーブ・ニニッゼの演技が凄かったです。ソ連の軍人としての姿と、愛する家族を持つ父親の姿、そして世界平和を望む一人の人間としての姿がとても印象的でした。心に残るシーンがたくさんありましたが、中でも「我々のような人間から世界は変わるかもしれない」という台詞にグッときました。
ベネディクト・カンバーバッチは脚本の段階でほとんど当て書きだったようで、確かにイメージぴったりでした。
ベネ繋がりですが「裏切りのサーカス」が好きな人には特におすすめしたいです。
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