初めて観る監督の映画だったけど、
テンポ、見せ方、緩急の付け方、どれをとっても職人芸かと思うぐらい良かった。
冷戦下で、いちビジネスマンがスパイとしてソ連に渡り情報を得る。これが事実の話ということにまず驚愕。
普通のビジネスマンが背負うにはあまりにも大きすぎるミッション。
カンバーバッチの演技力に改めて感服させられました。ラスト近くの一連のシークエンスでは終始涙が止まらず。
物語というより、カンバーバッチの役者としての熱量に圧倒され涙腺が緩んでしまった。
この話が、昔の出来事ではなくまさにいま世界で起きている現実ともリンクしており、恐ろしくなる映画でした。