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クーリエ:最高機密の運び屋のhebのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

キューバ危機の裏で行われていたギリギリの駆け引き、あらゆるメディアで幾度となく語られてきた歴史的な大事件です。
今作はそんな時代にスパイとして働く事になったイギリスの商人のお話。彼を通して当時のソ連の風俗等も描かれる興味深い内容でした。
物語的な帰着としてはソ連側のスパイである彼との友情の方にスポットが当たる作りになっていましたが、国家間の大きな争いの中において個人の尊厳など容易く棄損されてしまうものだという事実もまた通して描かれている様に感じました。

お堅い内容ではありますが、とても見易く演出されていてテンポも良いので飽きる事なく楽しめる一本だと思います。
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