しろくま

クーリエ:最高機密の運び屋のしろくまのレビュー・感想・評価

3.9
あまりにも普通だからこそその役割に選ばれてしまったセールスマン

キューバ危機の裏側
冷戦時代のあの空気感は独特のものがあった
現代に通じるものがあるとはいえ、やはりあの頃の西側と東側の敵対関係は独特のものがあったと思う

ラスト30分からの暗雲立ち込める展開に加えKGB管理下におけるカンバーバッチの精神的肉体的に追い詰められていく様子に息が詰まる
ほぼ骨と皮のみになり光を失いかけた彼の瞳は見ていられないくらいに辛い

歴史は絶対に繰り返さないで欲しい
しろくま

しろくま