南森まち

クーリエ:最高機密の運び屋の南森まちのレビュー・感想・評価

4.6
キューバ危機直前。ソ連の不穏な動きに対してまったく手を打てずにいたイギリスの諜報機関MI6は、東欧を飛び回る営業マンをスカウトし、協力を取り付ける。最初は一度きりの約束で受けた営業マンだったが、彼らやソ連に潜む人々にお願いされ渋々期待に応え続ける。しかしキューバ危機が起きて彼の状況は一変する…というお話。

いや、すごい話だわ。両陣営ともにスパイが大活躍していたんだろうけど、この映画の生々しさは凄い。「ソ連側が悪い」と一方的にせず、あくまで中立的に描こうと努力したのも好感がもてた。

ただ、見る前にキューバ危機の最低限の基礎知識を持っていたほうがいいと思う。
視聴直前に、「映像の世紀」でキューバ危機とそのスパイ活動のドキュメンタリーを観ていたので、興味を持って鑑賞。オススメです。うーん、歴史だ。