東西冷戦が終結してからかなり経ちますが、やはりあの時代を舞台にしたスパイ映画はリアリティがありますね。
史実を基にしているとは言え、全く知識がなかった故に、亡命が成功するのか、主人公は帰国できるのか、ハラハラしました。もっとも、何の訓練も受けていないビジネスマンがソ連に潜入するという設定だけでハラハラですけど。
作戦中止指示が出てから、友情のためにモスクワへ戻る主人公の行動が熱かった。
キューバ危機が背景にあり、主人公たちに行動が核戦争の回避につながったのだとしたら、この映画の締めくくりとしては完璧ですが、まぁそんな単純な話ではなかったようです。それでも面白かったです。