超絶大傑作!!『カサブランカ』の舞台裏とフィクションを華麗に融合した本作品こそが"昔々ハリウッドで…"という美しいお伽噺だ!これを狙ったわけじゃないが、ハンガリー旅行中にちょうど公開していたので観に行った。ブダペストには大小様々な映画館が存在するが、国産映画は採算がとれないらしく、小さい劇場で公開されていた『Euphoria of Being』や来週公開の『Those Who Remained』などと一緒にシネコンでは無視されていた。本作品を知ったきっかけは、今年3月に『サンセット』を観て発狂した頃まで遡り、同作に出ていたドボシュ・エヴェリン出演最新作という形だった。彼女の役はマイケル・カーティスの娘。本作品は『カサブランカ』の舞台裏をノスタルジックにかつ情熱的に描いた、もうひとつの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』なのだ。