LEONkei

欲望の中の女のLEONkeiのレビュー・感想・評価

欲望の中の女(1981年製作の映画)
2.8
この邦題『欲望の中の女』を更に分かり易く言えば〝欲求不満の女の妄想〟と成る。

人間なら誰しも其の欲望を満たす為の前段階に必ず甘い妄想に耽り、大胆な背徳感に蝕まれながら偽りの自分を慰める。

現実社会で全てを吐き出し欲望を満たすことなど出来ないが、覗き込む各部屋には剥き出しの自分の姿が写し出される。

ファッションやインテリアのデザインはモード的で華やかさは創造性が高く、官能度はそれ程高くはないが個性的な音楽も含め濃厚な〈VOGUE FILM〉。

背徳感や罪悪感に蝕まれても官能美を堪能できるのは人間だけの特権、鼓動が小刻みに震えだし甘い蜜を美しく溢れ出させる..★,
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