ハレルヤ

ブレグジット EU離脱のハレルヤのレビュー・感想・評価

ブレグジット EU離脱(2019年製作の映画)
3.6
歴史的な出来事になった2016年のイギリスのEU離脱。その裏側で大きな役割を担った離脱派の選挙参謀ドミニク・カミングスの姿を描いた実話ドラマ。

記憶に新しいイギリスのEU離脱。イギリス国内ではベルリンの壁崩壊レベルの国にとって大きな出来事。その舞台裏に迫る作品で、鍵を握る男ドミニク・カミングスを演じたのは名優ベネディクト・カンバーバッチ。それだけでも大きな見どころ。彼が主役に座ることで作品自体の印象がグンと上がります。

EU離脱のメリット、デメリットを提示しつつ、来たるべき国民投票の日まで離脱派のドミニクは策を巡らせる。離脱派の中でも意見が割れて対立が起こったり、時に理論的に時に感情に訴えかけるような議論まで巻き起こる。

実話を基にしているのもあると思いますが、全体的にそこまで大きな盛り上がりどころはありません。会話劇と駆け引きに終始した1時間半。

国民の関心も高く、まさに国の未来を決める一大事という雰囲気が伝わってきます。日本では政治に関心が無い人がまだ大半を占める状況。もっと国の事に危機感を持たないといけないと改めて思わされた一作でした。
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