Masato

ブラック・ミラー: バンダースナッチのMasatoのレビュー・感想・評価

3.5

まだ日本のゲーム会社が挑戦しまくってたPS時代に、本作のような実写映像とゲームのような選択肢を合体させた「ALiVE」ってのがあって、本作のようなもの感じだった。深キョンとかが出てた「ユーラシア大陸殺人事件」も実写だったなあ。

ブラックミラーってなわけあって一筋縄ではいかない、いかせない世にも奇妙な物語に出来上がっていた。ただ、その奇妙さが選択肢選びに如実に表れてきて、本当にくどく感じて、エンディングまで辿り着くのが面倒くさくなるという事態になったのが現状だった。とにかく選択肢を選ばせておいてリトライみたいなのを繰り返しさせてくるからダルい。ハルヒのエンドレスエイトみたいになってくるのが悪い点。

もっと選択肢に幅を増やして、もっと複数のエンドを用意して繰り返さないようにしたら良かった。流石にそれは技術的に困難じゃない?と思ってしまうあたり、やはり「ゲームに近い実写映画」より「実写映画に近いゲーム」のほうがまだ実現可能という考えが生まれてきて、現在ではこのチャレンジは半ば失敗だったのかなと思ってしまうのが残念。デトロイトくらいにしてもらわんとなあ。

まあ、奇妙な物語加減は結構好き。俺の大好きなメタ要素満載の映画で、本当に癖になる。それも第四の壁を破るだけじゃなくて、ストーリーの中にしっかりと組み込まれている感じ。ミヒャエルハネケとかがよくやるような感じがあって最高だった。途中のネットフリックス最高。

友達とやると面白いかなと思ったけど、時間制限あるから話す暇なし。時間制限あるかないか設定してほしいなあ。
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