にく

ロビン・フッドのにくのレビュー・感想・評価

ロビン・フッド(1952年製作の映画)
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1952年の邦題が『ロビン・フッド』のやつと重複してますよ。
 お、直った。と思ったらあっちに書いてた感想が消えたので貼り直し。

K・アナキン監督『ロビン・フッド』(52)。ディズニーが英国で作った実写版ロビン映画。監督はE・フリン版とは異なる映画を目指したというが、物語構成それ自体に新味はない。但し、アニメと実写の合成の仕方、或いは鏑矢や吟遊詩人の導入による音と映像の同期の仕方にディズニー色を感じさせる。

 そんなこんなで、K・J・ハーティーのディズニー製ロビン・フッド映画論を読んでいたら、本作は赤いコスチュームを着た「内部の敵」を告発する「赤狩り」、「マッカーシズム」の映画だという。普段は「ニューディール」の方だからね、ロビンが味方するのは。つまり、ウォルトの反共思想を色濃く反映するかなり異色のロビン・フッド映画なんですな、これ。そのうちディズニー論に盛り込みましょう。
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