Azmin

バッド・シードのAzminのレビュー・感想・評価

バッド・シード(2018年製作の映画)
3.5
おフランスらしいコメディータッチの会話や描写がサックリ見れる、心温まるドラマ。

ひょんなことから問題児の面倒を見るようになった詐欺師のワエル。
彼自身も辛い過去を持ち、オープニングから少しずつ紹介されていく。

子供たちの心をあっと言う間に開き、確実に更生させていくワエルの個性的な人生の授業が味わい深い。
彼自身も一緒に成長している。

そのワエルを母親同然に愛情を持って育てた、カトリーヌ・ドヌーヴ演じるモニークの存在も大きい。

「雑草などない。無能なのは農夫

冒頭に出る、ユーゴーの言葉がこの作品にピッタリ。

ワエルを演じた主役のケイロン。
監督、脚本も手掛けていたのでその才能に驚いた。
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