熱い、熱苦しい。尊い。
ドラマ版を見ていなかったので特段見るつもりは無かったのですが
真理子哲也監督と聞いて謎の使命感を感じ
映画館に見にく前日の仕事がおわったあとからドラマ全話鑑賞し
映画に挑みました。
結論として本当に見に言って良かった。
ドラマでは負けに負け、狂ったような熱量はありつつも
負けて勝手も負けても全力でやる事に意味があるということを
全身全霊で見せてくれたが一方で取引先を一つ失ったり
好きな人を傷つけたりと「独り善がり」な感じでした。
結局自分が好きで仕方ないんだろうと周りの人にも言われてしまいます。
根幹的な宮本のパーソナリティーは映画版でも同じ。
結果誰かを傷つける感じ、、見ていて情けない。。
愛する人にも独り善がりだとを言われてしまう。
それでも自分の中の目標とか信念とかというものを貫く姿は本当に
素晴らしい。人間賛歌エンターテイメント。
その名の通りです。
本当に人間臭い。
映画版ではドラマ版よりも更に重くきつい描写が続きます。
暴力描写の生々しさは完全に真理子哲也印でしょう。
ディストラクションベイビーズでの痛々しさ完全に思い出しますね。
真理子哲也はやはり見事です。
宮本の熱い想いはきっと見ている人の心に突き刺さるでしょう。
本当にその目で感じで欲しいです。
全力で熱量全開の人間はやっぱりこのご時世では狂って見える。
ディストラクションベイビーズの狂気の沙汰も
宮本から君への狂気も同じ一つの目標をひたすらに人間臭く追っていく
ところがそう見せているのでしょう。
そういう他人には理解できない狂気を描くのが本当にうまい監督だなと
思いました。
