NT

宮本から君へのNTのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2019年製作の映画)
5.0
頭の中にある言葉だけでは
この映画の熱量と素晴らしさには
到底及ばないんです。
エンドロールが終わっても
しばらく動けなくて、
涙も止まらなくて。


横浜で鑑賞したのですが、
泣きながら赤レンガ倉庫の裏側の
海辺まで歩き
しばらく泣きながらぼーっとしました。
ぐわんぐわんに動いた心を
落ち着かせるのに
それくらいの行動が必要でした。


宮本はボロボロなのに笑顔だし、
靖子は嬉しい時こそ泣いてしまうし、
究極の人間味に何も思わずには居られないです。

今、終わり始めている日本に
出てくるべくして出てきた映画。
人間讃歌の様な。




「俺は君を愛してるの?それとも愛に憧れてるの?
もはやどうでもいい いや俺の全てでこの世を愛していこう

流れ流れて 身体一つ
ただの男が 立ち上がれ
ありのまま目に映るこの世には
豊かな全てが広がってるのさ

Do you remember? 愛しき人よ 
光指す街の路地で 君に語った夢の夢
Do you remember? 今が永遠 
春の木漏れ日みたいな 君の優しさに包まれたい」


憶測や予想もせず愛のままにいきる
宮本が私の憧れです。



理想が現実に負けてはいけない。
最高の映画としか言いようが無い。
NT

NT