養母（橘雪子）の寵愛を受けている娘（原悦子）が、トラック運転手（加藤大樹）との不安定な恋路を潜ませながら、自身の将来を憂えていく。若い娘のシークレットな男性遍歴を描いている、日活ロマンポルノ。

主人公の部屋に居候する天真爛漫な娘役で、寺島まゆみが登場。ふたりのヒロインにアッパー系とダウナー系のギャップが盛り込まれており、ロマンポルノの変遷そのものが凝縮されているようにも感じられる。

本編内容は、スタンダードなメロドラマ形式。過去の男を胸中に潜ませながら、毅然とした態度で前進していく。そんな、女の新たなる旅立ちがメランコリックに描かれる。タイトルを深読みすることができるが、少なくとも花嫁がレイプされる物語ではない。

ロマンポルノ女優は、1980年を境目にして「陰のある女優」と「陰のない女優」に分かれるのだが、本作における原悦子と寺島まゆみが、その典型例。「陰のない女優が登場した時点で、ロマンポルノ女優は死亡した」とする考え方も、宜なるかな。

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原悦子とは、最近といえば伊集院光のラジオ番組で「ディスコ原悦子」がかかったりと週刊誌であの人は今的な内容でインタビューがあった。未だ独り身で映画人のスタッフの多くが独り身なんでと言う健気な方。寺島まゆみとの共演で新旧交代のような映画。ストーリーは、地味な内容で淡々と嫁に行く話。夏八木勲のポスターがこっちを睨んでるようなシーンがあり狙いかなぁ？と。原悦子久しぶりに見た。

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記録 Oct.15
2023-384

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