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劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzerのdm10foreverのレビュー・感想・評価

3.8
【降臨】

まぁ「真の最終回」と銘打って制作された今作。
TVパートの進む方向の先にキチンと辿り着いてくれた感はある。
なのでそういった意味では「良」。

ただ、この物語を複雑化させていた「時間の概念」というものが、やはり子供たちにはちょっと難解だったのかな・・という感は残った。

クォーツァー(歴史の管理者)が出てきて「衝撃の真実」を語りだすわけですが、多分子供からすると(ポカァ~ン)だし、大人が観ると(若干無理がありますぜぃ)ってなると思う。

というかこのくだりが今作のメインパートとなるため、折角、織田信長の時代まで遡ってミッションをこなしたのに、それほど重要な感じもしなくなってしまう。マッハ(ドライブ)のくだりも、物語の展開的には「なくても大丈夫」な存在ではあった(いや、いて良かったんだよ。実際マッハの変身シーンには熱くなったし)。

なので、ちょっと物語的には「どこを目指したのかな?」という残念感は残ったけど、色んな意味で「顔見世」が出来たので「さようなら」と「こんにちは」が同時に言えた点では良かったのかな。
子どもたちはそれなりに喜んでいましたし・・・。

ラストバトルでは前作の「平成ジェネレーション」よりもスケールは小さめではあるものの、各ライダーがファイナルフォームでが一堂に会するシーンは中々熱かった。

アナザーライダーやタイムジャッカーの絡みがないので、TV版からのつながりが弱く感じるけど、それなりに・・・という感じで楽しめました。










あと、これは大人へのプレゼント的なサプライズなんだけど、中々心憎いサプライズゲストが出てきます。
ある意味では前作における「佐藤健」よりも嬉しかった。

「びぃ~~~や~~~~ぉ」

♪か~~~~~いわれ巻き巻き、ね~~~~~ぎとろ巻き巻き♪

わかる人はそこそこの年代の方ですね。
結構ガッツリ出てます。
このシーンでは子供は「????」となっていましたが、大人は「クスクス」と笑い声が上がっていました。
楽しかったよ。ありがとう。
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