予告編の印象とは結構違うお話だったような。日本版の予告はどうにかした方がいいのでは?と思ってしまった。
予告での印象は弁護士と自閉症の子が心を通わせるヒューマンドラマ、という感じだったが本編はわりとサスペンス味もあり、迫力のある法廷シーンもあり、予想の倍くらい見応えがあった。
自殺か殺人かというサスペンス要素、自閉症の少女に対する理解、そして何よりこの映画は主人公がどう生きるかということをテーマにした作品だったように思う。
地位や名誉を得ることが悪いことだとは思わない。ただ、地位や名誉を得ることが幸せなのか?と問いかけてくる。
「良い人」として幸せに生きる為にはどうすれば良いのか。そんなことを考えさせられる作品だった。