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福島は語るのinukoのレビュー・感想・評価

福島は語る(2018年製作の映画)
3.8
2013〜2017年くらいにかけてインタビューが実施されている。その間亡くなったり、住む場所や状況が変わっていくのも同時に追えていて、その変化もやはり原発被害後の状況に影響されていて、改めてこの国の政府や東電の冷たさ無責任さに怒りが湧く。
訴訟の原告団代表をしている方のインタビューで、「怒りの成熟」という言葉にハッとした。戦中、戦後ずっと踏み付けにされてきた沖縄の話。「自分たちはまだ浅い」と。どちらがエライということではないが、もっと沖縄に学ぶべきことがあるのだ。
国はこのまま踏み付けにし続けるつもりだろう。
一人一人が抱える葛藤が解決する日は見えない。自分にできる事はなんなのか。
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