MEIKO

母との約束、250通の手紙のMEIKOのレビュー・感想・評価

母との約束、250通の手紙(2017年製作の映画)
4.0
見終わった余韻が凄い、、。2回目。

何者でも無かったポーランド系ユダヤ人の母親が、息子に呪縛のような期待をかけ、目標達成の為まっしぐらに突き進む。
自分が人生で果たせなかった夢や希望を、遺伝子を受け継いだ息子に託し、代理戦争のように、世の中に自分達が、特別優越な存在である事を知らしめ、敬意や尊敬、称賛を欲する。 

子供にとって、産まれて初めて関わる人間が母親であり、溢れる愛情を与えられ、神に近い絶対的な存在である。

期待に応えたいし、認めて喜んで欲しいと思うのは当然。
息子の人生が惨めなものでなく、地位も名誉も金も手に入れた豊かなものになって欲しいと願う親心も理解できる。
母親の虚栄心やエゴもあるが、ただのマザコンでなく、勲章を授かり偉大な作家になる。
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