ジョナサン　ふたつの顔の男のKT77のレビュー・感想・評価

一人の体に二人の人格が同居する。歯ブラシもベッドも別々。

少しずつジョンが侵食しているとは言え、余白多めでどっちにもとれそうなラスト。

ただ、そもそも本当に二人いたのか、今話しているのは本当はどちらなのか、その辺を考えさせる展開とか、あの医者を胡散臭く描いてサスペンスぽくするとか、もう一捻り欲しかったかな。

なお、同一人物の中にいる別の人格に向けての語りが、長年連れ添った伴侶に向けて語りかけるようにも聞こえたので、そんなふうに見ても面白いかも。