アニメーションによる戦争ドキュメンタリー映画。かつてイスラエル軍の兵隊だったフォルマン監督が、レバノン内戦でパレスチナ難民を大量虐殺した記憶をたどる。ゴールデングローブ賞外国語映画賞を初めて受賞したアニメーション作品。
登場人物がイスラエルの行動をナチスのホロコーストになぞらえた発言をしている。公開時、大変な論議を呼んだとのこと。
終盤に大量虐殺を伝える当時のニュース映像が映し出される。現在のガザ地区からのニュース映像と全く同じで言葉が出ない。
「ホロコーストを二度と起こしてはならない」と誰もが口にするが、現在、ホロコーストと同様のことが現実に行われ、誰も食い止められていない。世界は子供たちを見殺しにした。自分はどうしたら良いのか。