マレーボネ

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのマレーボネのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

閃光のハサウェイ戦闘の描写はすごくて特に市街地戦はポケ戦やF91とはまた違う方向性ではあるけどマスターピースなものだったと思う。欲を言えば歴代最大サイズのΞとペーネロペーの戦闘はもっと全貌が分かる感じで見たかった

ストーリーは概要を知ってるとなんの意外性もないのが残念だった。逆に言えばすごく丁寧に語ってるんだけど、やっぱり3部作でやるのにはちょっと薄味かなと思った。

正直ハサウェイのことを好きになれればこんなことは思わないんだろうけど、どんだけ丁寧に描写されても自分としては共感できる要素が全くないんだよな。
ギギと関わって「クェス・パラヤと同じか……」とか独りごちてるの普通にキモかったし、テロリストの信念もタクシー運転手に論破されるレベルだし、「じゃあどうすればいいんだ……」ってそれUCで何歳も年下のバナージくんが答え出してるんだけど、って考えるとこの作品を正史として組み込む意味まで考えてしまう。まじでガンダム全体で見てもダントツで嫌いな主人公。

そんなわけで戦闘のビジュアルや演出面は楽しめたけど、主人公を魅力的に感じるかどうかがいかに大切かというのを思い出した作品だった。
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