ダビンチ

よこがおのダビンチのレビュー・感想・評価

よこがお(2019年製作の映画)
4.0
「淵に立つ」「海を駆ける」の深田晃司監督最新作。
最近、よくテレビとかで目にする芸能人の子供が捕まった時の親が謝罪する姿とか芸人の相方が何かやらかしてしまった時にもう一方が謝罪する姿とかいわゆる、加害者の親戚、親しい人は加害者なのかという問いについて考えさせられる作品でした。
それと同時にマスメディアのあり方についても言及している作品でした。
いつもの深田さんとは違う感じでしたが、何かが起こってから人間が崩壊していく展開の描き方の上手さはさすがでした。
まぁ、でも今回も主人公の甥が登場してからストーリーが不穏な感じになっていくという意味では一緒なのかも。
俳優さんたちも素晴らしかった。
特に筒井真理子さんと市川実日子さんのがっぷり四つの演技合戦。
表情や視線のやりとりなど凄かったです。
そしてその2人の間で色気を振りまく池松壮亮さんの存在感もよかった。
彼女は無実の加害者なのか。
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