底が知れず不穏、且つ、途轍もなく怖ろしい事が起こるかもしれないという予感で徒に人を不安にさせる内容である場合、どれだけ面白い物語を思い付いたとしてもそれを他人に向かって無闇に語ってはならない、という法律を早く作ってくださいでないとまた本作のように悲鳴を呑み込む為に限界まで息を止めていなければならないくらい怖ろしい映画に出遭ってしまうから俺が。
えこれどういう話なの、てゆーか違うな、どういう構図かどうかだなこれ、えじゃあ主人公の目的え、うわ、うっわこわ、うわこっわ、えまだこれ話続くの、だったら落としどころをどうする積もうっわ、うーわうわうわうっわ、こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい。
もうほんとあれですよ、女優喰いまくってんな池松壮亮羨ましいな、なんつって現実逃避、じゃねえな今観た映画を直視したくなくて現実に生きてた方がマシじゃんと思うくらいえぐいハナシでしたよほんとに。
果たしてこの傑作をものにしたスタッフの皆さんはどういった方々ですかな、なんつって興味深くエンドロールを見入っている振りをしながらその実、夢か現か曖昧な場面の浮遊感、酩酊感でエンタメ印刻んでるけどその程度じゃ薄まんねえよ怖えよ馬鹿、と思いながら暫く現実に帰って来られず椅子に押さえ付けられてましたよ全く。
ちくしょう本気で羨ましいな池松壮亮。