Kento

リマスター: ビクトル・ハラのKentoのレビュー・感想・評価

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1973年9月11日
アジェンデ政権に対してクーデターが起こり、
アウグスト・ピノチェトによる新政権が誕生したが、それは武力を伴うものであり、数多くの犠牲者を産むものであった

その流れの犠牲になった一人のアーティスト
"ビクトル・ハラ"
彼の死の真相に迫るドキュメンタリーです

関係者と疑われる当時の軍人達に

1時間弱という時間ながら、内容が詰まった
ドキュメンタリーだと思いました。
やはりNetflixのドキュメンタリーは強い

"誰が彼を殺したのか?"
クーデターという混迷する状況下、真実を解き明かすのはかなり難しいでしょうね……

結論は出たものの、正直真実は明らかにはならず、一番疑われていた人物も罪を逃れるというのはなんとも……

また、当時のアメリカが裏でクーデターに絡んでいたというのも後味が悪かった……

とはいえ"ビクトル・ハラ"というアーティストについて知れた事は良かったですし、彼が今でも多くの人々に支持されているというのは胸が熱くなりました。

チリの歴史について、更に深く調べたくなりました。

にしても"ポリグラフ検査"というのは
現在でも使用されている様ですが、そこまで信頼感が証明されてるものなんですかね?
(99%以上という結果が前提との事ではありますが)
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