自分のアイデンティティ、小さな夢による苦悩・葛藤がテーマのヘビーなストーリー。
にも関わらず、観終わった後底なしに明るく前向きな気持ちになれる。
ラテン音楽の持つ明るくパワフルな力の賜物で、2時間半のテーマパークショーを観たような気分。
日々を強く生き、小さな夢を胸に前を向き続けようと思う。
そして本当に音楽が素晴らしい。サントラのヘビロテは確実です。
マイナスポイントは、前半部分がやや長すぎるのと、テンションの起伏が少なくシリアスなシーンすら喜劇であると錯覚してしまうこと。
後者に関しては狙い通りの特徴なのかもしれないが個人的には感情移入しにくいと感じてしまった。