日本の自然が凄く綺麗で映像美として優れていました。DVDと映画館では印象が変わるので映画館で見た方が良いと思います。
話的には、展開が遅いし、退屈なものになっていますが、映像美、役者の佇まいで退屈には感じなかったです。
新しい橋が出来てからの物語の代わり様が悲しかったです。時間の流れが速くなり合理的になり、ゆったりと流れる優しい時間が愛しいと思いました。
便利なものが出来ると、古い物、不便な物は当然失っていく。良い事なのだろうけど、果たしてすべてがそれで良いのか?
古い不便な物にも、何か大切な物が、時間や自然的なものがあるのでは?と改めて思わされました。
オダキリジョー俳優としても好きだけど、映画監督としても才能豊かだと思う。どんどん映画を好きな様に撮って欲しいです。
普通では入らない内容でもオダキリジョーの名前なら入ると思うから、こういう一般受けが難しい映画も撮って欲しい。次回作も楽しみです。