こうさんの映画レビュー・感想・評価

こう

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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.2

前半は性的な愛からくる暴力や殺人衝動、後半は母性や家族愛から来る愛の物語。

強引にまとめたらこんな感じかなぁと思いますが、まぁめちゃくちゃです。衝動的に起こる暴力シーンの時に流れる音楽、父親とダンス
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.6

前半の空気感そのままだけど、終末に向かう中、希望と罪悪感と絶望感の中、色んな思いのまま、ラストを迎えるけど、こんなラストも個人的には良かったです。

前半後半を通して、物語自体、凄く自己中たけど、それ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.5

原作未読。前半見て、もう一度前半、後半続けて見ましたが、思ったのは一気に見た方が分かりやすく面白いです。
女子高生達らしい会話、ニヒリズムの会話も友達それぞれの関係性も良くてずっと見てられます。
スト
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Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼(2007年製作の映画)

3.3

殺人鬼のキャラクターの佇まいと美意識が衝動と冷静のバランスが凄く良かったです。
ラストも良かったです。

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.8

一つ一つの背景や絵が綺麗でした。男2人が哀愁というか、何か情け無い感じだけど、両方ともに情を感じる映画でした。主人公の女性エイダの話せないけど、どんどん変わっていく表情と情熱が印象的でした。子供無邪気>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

生きにくい世の中で、見た目にはわからない病気をもった2人かお互いの病気の特性を理解して助け合いながら生きていく話なんですが、何か良いって2人共善人な訳ではなく、普通の人として描いているのか、身近に感じ>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

3.8

娘が行方不明になった、その時母親はアイドルのコンサート行っていた。その事が誹謗中傷される。それでも娘が戻ってくる為にテレビに出る。これはずっと辛い。当事者目線と普段の傍観者の自分、その時可哀想、早く戻>>続きを読む

碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.2

話の流れや落ちが落語ぽいと思たら、落語が元になっていたのですね。良い話ですが、ちょいちょい考え方についていけなくて物語に入っていけなかったです。結局みんな善い人で何かすっきりとしなかったです。
主役よ
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聖地X(2021年製作の映画)

3.5

不思議な話でしたが、途中からコメディ映画だと思ってみるとノリとかも慣れてきて面白かったです。

あんのこと(2023年製作の映画)

3.8

あんの人生が辛すぎる。希望が見えてもすぐ潰される。あん自身は何も悪くなくて因果応報とかでもなく只生きにくい人生。でもこれ映画だけど実際の事件を元にしていると現実社会の残酷さ。普段関わらないからわからな>>続きを読む

かくしごと(2024年製作の映画)

3.4

最初の事故で子供を引き取るシーンがちょっと何やコイツらって思って入っていけなかたんですが、子供に対する接し方を見てるうちに感情移入出来る様になりました。そこからはもう頑張れと思えます。
認知症役の奥田
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違国日記(2023年製作の映画)

3.8

冒頭のシーンで新垣結衣の槙生ちゃんが原作のイメージと違ってちょっと無理かもと思ったのですが、物語が進むにつれ槙生ちゃんに見えてくるのが、凄く良かったです。朝の役の子も良かったです。短い時間で原作の良い>>続きを読む

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

4.2

1.2.は劇場で見れなかったので、今回劇場で見れただけで嬉しいです。音と映像の迫力はやっぱり劇場が良いです。特にこの映画音が特徴なので、劇場で観るべきだと思います。街の中で話す声やちょっとした物音も映>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

4.0

途中から全然思ってた話になっていくのが面白かったです。事前に情報入れて見たのに面白かったから、何も入れなければ、めちゃくちゃ面白いと思います。


多種多様の造形めちゃ好みです。

蛇の道(1998年製作の映画)

3.2

最初の車の助手席で見せる香川さんの表情の移り変わりで何が危ない奴とわからせるのがやっぱりこの人良い役者だと思いました。哀川翔さんも感情出さず淡々と行動していくのも良かったです。
ストーリーの展開も早く
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.3

物語は分かりやすく進んでいて、濱口監督今回はストレートに作ったのかなぁと思ってましたが.最後でやっぱり色んな事考えさせられる作りになってました。
カメラの視点が変わる映像やシリアスな雰囲気でもちょっと
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.5

画面が近くて、没入感が他の映画と比べてありました。家で見たのですが、映画館ならもっと楽しめたと思います。

ちょっとした仕掛けも最後に効いてて、あっなるほどってなりました。正直、恋愛、友情とかどうとと
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辰巳(2023年製作の映画)

4.2

役者の演技、一つ一つの画の力強く、引き込まれます。また暴力シーンが痛く、怖いのが物語の世界に入り込んでいきやすいのでよかったです。
ストーリーは少し雑だけど、それも後から思う程度、観てる間は、そんなに
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.3

悪い事してるのに何か憎めなく、人の温かさも感じてしまうけど、冷静になればこの2人最低やとなるけど、まぁ人は良いしなぁとこの繰り返しでした。只2人とも人生精一杯生きてるなぁと思い、これはこれで良い人生か>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.2

メキシコの話。貧富の差が激しい国で富裕層がテロに遭い、略奪され、殺され、娘を誘拐され、身代金を要求、救出されてみたいな話とかなぁと思ってたら、そんな話ではなく、もっと国家というものの在り方の話だった。>>続きを読む

マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.5

誰も幸せにならない映画でした。登場人物それぞれ自業自得かなぁみたいなぁ所があるから同情とかは出来ない。子供だけはまぁ被害者なのかとも思いますが。
全部見せないで足らん部分を観客の想像力で補ってストーリ
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MAMA(2013年製作の映画)

3.2

ホラーですが、子供と親の絆のストーリーがあって、ちょっと感動しました。ホラーのドキドキ感もあって終始楽しめました。
途中から怖さは半減していくのかちょっと残念でした。
日本のホラーに近い感じだと思いま
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苦役列車(2012年製作の映画)

3.3

最初のシーンで風俗店から出てくる森山未来が何かほんまにやさぐれでで、どうしようない人間に見えます。それから主人公の、話し方、言葉でこの人間がどういう人かって分からせていくのが本当にわかりやすくて良かっ>>続きを読む

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.2

冴えない地味な女の子が、たまたま会った自己中な人が好きなパンクバンドのボーカルだった話で単純だけど、良いのはこの主人公の女の子が可愛いくなく、化粧したりメガネ取ったら綺麗になるとかでもなく、最後までか>>続きを読む

フラッグ・デイ 父を想う日(2021年製作の映画)

3.5

知り合いにいそうな口だけの不良みたいな人が何も成長しないまま大人になって、結婚して子供作って、借金出来て離婚して、それでも自分は悪くない凄い人間だ。みたいな映画でした。
この虚栄心たっぷり人間をショー
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

夫婦の会話、ヴィーガンとの会話、全体的に会話が凄く面白かったです。特に娘のヴィーガンの彼氏との食事の会話が最高でした。
奥さんの徐々に明らかになるサイコパスもう最高でした。やってることは最悪だけどブラ
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.2

エイリアンシリーズ自体そんなに好きでは無いですが、このエイリアン前日談のニ作は面白かったです。特にこの2作目はエイリアンの誕生とエイリアン1への繋がりが明らかになるのでスッキリします。エイリアンらしい>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

3.4

エイリアンの前日談の二部作の最初の作品。これ単体で見ると、ちょっとしんどいですが、2本目みると面白さが変わります。なのでぜひ2本目もみて欲しいです。
エイリアン1と比べて勿論ですが、惑星の景色の映像が
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.7

見せ物小屋の中の小道具や扉絵や仕掛けの美術が凄く良かったです。それだけでワクワクしました。読心術の技術や人を騙してという内容と展開が僕には会わなかったです。でもラストは哀れで何とも言えない哀しさがあっ>>続きを読む

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

3.6

子供と徐々に絆かできていくのが良かったです。それであのラストが最高でした。
小説版もよかったですが、僕は映画版の方が好きです。

正欲(2023年製作の映画)

4.0

性欲って本能に近い部分で本来の対象から外れてしまったら、それこそ人間というか動物、生物、すべての生きている物の摂理から除外された気持ちになるのかなぁと思います。ずっと普通の人達に違和感を抱いて生きてい>>続きを読む

シンデレラマン(2005年製作の映画)

3.3

貧乏でも家族の為に直向きに労働してボクシングにむかう父親の姿が格好良かったです。あれだけ労働してボクシングしても家族を満足に養えないなんて悲惨だなぁと思います。

只ボクシング以外他のやり方で家族を養
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.5

冒頭から事故までに母と娘、そして叔父との幸せな家族関係が上手く描かがれていて、だから余計に事故が起こってからの悲壮感と立ち直りが感動的でした。友達の前で叔父さんが泣くシーンが、凄く良かったです。ラスト>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.2

鑑賞後、一番に思ったのは北野監督は侍が嫌いなんだぁ。ほとんどの時代劇で描かがれている戦国の武将、侍の美化がこの映画にはなく、侍は権力欲と情欲まみれで愚かな者また侍に憧れる農民の男も愚かな者として描いて>>続きを読む

助太刀屋助六(2001年製作の映画)

3.2

軽快なコメディで飽きる事なく面白かったです。眞田広之の今では見る事がない軽い感じの演技が良かったです。
何も残らないけど、こういうただ楽しい映画も良かったです。

影裏(2020年製作の映画)

3.4

自然と人、画面が美しかったです。他人をすべて知るのは出来ない。信じる事は美しいけど、疑うのも必要ですべてを見せる事なんてないのかなぁと思うそんな映画でした。
自分のすべてを人に委ねるのはやっぱり怖いか
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