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ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たちのmitoのレビュー・感想・評価

2.5
今年160本目。
アメリカのニューヨーク〜カンザスまでを一直線の光ケーブルで繋ぎ、当時の回線最速を目指した男達を描いた実話に基づく物語。

監督のキム・グエンは前作「きみへの距離、1万キロ」を鑑賞したが、この作品もほぼ同じ感想。

「設定のインパクトの割に、話が盛り上がらないなぁ…」
話としては当時、No.1を目指し奇抜な策を巡らせたり、同業の企業からの嫌がらせがあったり…と事件は起きているのだが、それが余り大きな事件に感じられない。
プロジェクト自体スッと開始され、サラッとプロジェクトについて致命的な問題が発生(ただ、これがプロジェクト自体に孕む問題ではない)、その後、色々事件が起こるがジワジワと追い詰められるような展開にしているせいか、起伏を感じられない。

しかも、このプロジェクト、蓋を開けてみると僅か数年で記録を更新されるような状況なのが分かり、それも何かなぁ…って感じ。
結末も相まって、じゃあ、この人達は何をしてたんだ、というそもそもの意義に疑問が残ってしまうのも、問題かと。

イケメン俳優であるスカルスガルドの気合入った禿頭は評価に値する!!
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