アニメ勢です。最終話で大号泣してからのボンドルド戦ってことで、もはや観る前から嫌な予感しかしてなかったけど、その予感は想像のレベルを超えて的中した。容赦の無い展開と描写はTVシリーズ以上だし、劇場版で描かれるのははっきりとした善悪の概念すら崩れてくるほどに深く、昏い階層。いや、たしかにボンドルドは「悪」なんだけど、探求心だけを残して人間性を喪失し、まさに「アビスから逃れられない」という意味でのアビスの呪いを体現したような彼を、善悪という言葉で区別する基準は果たしてあるのだろうか？夜明けの前には最も暗い時間があるように、深き魂の黎明の為には最も昏い愛情を注ぐ彼を、果たしてどう断罪すべきなのだろうか？どこまでも深く、暗く、昏く潜っていくアビスの世界。ここから先、更にどんな広がりを見せるのか。たぶん2期まで我慢できないので原作読みます。
