閉鎖病棟ーそれぞれの朝ーの8さんのレビュー・感想・評価

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『人生の夜明けはいつやってくるのか？』


家族や世間から疎まれながらも、明日を夢見て日々を過ごす患者達の物語。様々な事情を抱えながらも、周囲を支え合い生活している様子に窮屈さを感じてしまう。しかし彼等にとってはこれが最大限に許し護られた生活の形。そんな日常で起こる出来事がほろ苦く痛々しい。希望を感じながらも生きづらく苦しむ姿に切なさが増していき、誰かにすがりたくなる甘えの考えさえ捨ててしまいたくなっちゃうんだろうな。改めて生きる意味を考えさせられてしまうそんな作品でした。