風ノ助

メトロポリスの風ノ助のレビュー・感想・評価

メトロポリス(1927年製作の映画)
3.5
ほぼ100年前に100年後の未来を予想して作られたサイレントSF映画

サイレントなので映像と少ない説明字幕からストーリーを理解するための集中力が必要で途中ちょっと疲れてしまった

『ブレードランナー』や『ターミネーター』よりずっとずっと前にアンドロイドを危険視するディストピアを描くという創造力の豊かさ

アンドロイドやマッドサイエンティスト、未来都市のヴィジュアルがその後の創作物の見本になるくらい完成度が高く貧困層は地下で富裕層は地上で生活するとか今のSFでもよく使われている設定です

大筋は労働者階級の資本者への反逆から和解で多分当時のドイツの社会情勢と希望を反映させていたものだと思われます

完成時は上映時間3時間だったそうです
今回鑑賞したのは118分のアメリカ編集版
風ノ助

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