「ペーパーチェイス」の印象しかないティモシーボトムズよりも、ついつい悪徳警官のボーホプキンスに肩入れしそうになる。これまた「ブルード怒りのメタファー」の印象しかないアートヒンドルが撲殺されたりして暴力もなかなか。せっかくのスーザンジョージも添え物くらいの役柄だったけど、カーチェイス逃亡シーンはやたらと迫力があってよかった。ニューシネマ的だなと思いきや、疑いを晴らそうと街に戻る堅実な締めくくりであった。車はないけどトラックは貸してくれる汚れた叔父さん中指立ててイキイキ助っ人してるのが爽快。「悪魔の追跡」のジャックスターレットだった。悪魔の追跡久々にみたい！

オカルト映画をカーアクションで描いた悪魔の追跡（傑作）のジャック・スターレットがこんなゲッタウェイのパロディみたいなのを撮っていたとは。ラストショー風なオープニング（ティモシー・ボトムズだけに）と後半の落差が。ボー・ホプキンスがブレないクズ保安官でどっちかというと主人公よりもこっちを応援していた

ムショ帰りの寝取られ男と保安官がシングルマザーを巡って対決！ニューシネマ風味の効いた典型的70’sアクション。
カーアクションはなかなかのものだったが、結局黒幕に制裁なし。
ムショ帰りのポークvs保安官デューク。メアリー・リーと息子のケビン。連邦議会議員候補の選挙運動イベント。議員候補メンデス暗殺。25,000ドルの証拠。「車はないが、トラックならある」