空気清浄機を買うぞアーメン!!
極東宗教問題研究所の所長パク。いわゆる、新興宗教のエセを暴いて飯の種としている、対宗教の探偵のような人。この度、彼が目を付けたのは、鹿野苑(ロクヤオン)なる仏教系宗教で、”不審な点が無さすぎて不審” といった理由からこれを追っている。
これが強ち馬鹿に出来ず、宗教の要件として存在するはずの ”経典” が確認できない。教会に潜り込んでの家探しの末に発見されたそれには、”蛇” の出現と彼らの神…”灯台” の死が予言されていた。そんな宗教調査は、世間を騒がせる女子中学生の変死体事件に絡まっていくことになり…みたいな。
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ジャケに蛇!『サハラ』と同じ過ぎるタイトル!絶対これも蛇映画だ!と駆け込んだら、めちゃめちゃ硬派目の宗教・暗号・事件な韓国産サスペンスでした。凝る!
双子の妹の足を食いながら生まれ…毛に覆われた奇形…それは直ぐに絶命するとの見立てを無視して成長。産後に母は死に、父は自殺…出生届も出されず、言葉すら教えられずに、”悪鬼” と呼ばれるそれは納屋で今も生きている…。
…この冒頭のワクワクさから信じられないレベルの方向転換というか…以降はほぼ ”悪鬼” が関わらない話の展開を見せ、宗教的な符合を解き明かすような、ずっとフワッと何を言ってるのか分からないあの感じが続くんですよね。盛り上げ下手!
それでいて微妙にオカルト入ってて、主軸がどれとも付いてないてような…。
それでもエセ宗教調査者という設定や、敵の目的のジワっと狂ってる感じは面白かったので、もう少し尺を削ってから盛り上がり増やしたら良かった気がします🐍🐍
個人的に気に入ったのは、アリガットーシスター!、首吊りいっぱい寝室です。