マルケス

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場のマルケスのレビュー・感想・評価

3.5
“冬戦争”から2年後。フィンランドはWW II独ソ戦の流れ弾を受けた形でソ連に宣戦布告し、3年に渡る“継続戦争”へ突入していく。

敵の敵は味方でナチスドイツと組んだフィンランド(他の事情もあったにせよ)。
地獄の独ソ戦を生き延びたソ連兵は練度が高く、アメリカのレンドリースもあって兵器も潤沢。フィンランド軍はジリジリと後退、仲間も次々と倒れていく。

ナチスと組むって悪魔のカードを引くようなもの。元凶である侵略国家ソ連は連合国で勝利側なのに、フィンランドは枢軸国側という理不尽な結末。
名もなき多くの兵士達に戦争への疑念、国や上官への不信感が滲んでいたのが印象的だった。
マルケス

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