アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場の作品情報・感想・評価・動画配信

「アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場」に投稿された感想・評価

matool

matoolの感想・評価

3.4
背景は知らないが戦争映画としてよく出来ていると思う。まあ王道です。
キリコ

キリコの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

戦闘シーンがメイン。
見応えはあったが、ただただずっと悲しい映画。
邦題なかなか良いのではないでしょうか。
中年の彼が死ななくて本当に良かった…。
WOWOW.

ナチスドイツが悪者じゃない作品、珍しく、フィンランドの歴史が詰まったいい映画でした。ドイツの後ろ盾があった事実を知ることもできいい歴史の勉強になった。
ドイツから武器の援助だけではなく戦術なんかも支援されてたと思われ、手投げ弾で塹壕攻略は迫力満点。たこ壺で震える兵士の姿は臨場感満点でした。
政治的なことで前線に留まらなきゃいけない辛さもよく伝わり、英霊の魂を現代人に伝える為に作り上げたような感じで、これからは、気軽にモイなんて言葉、使えなさそうだ。
風来坊

風来坊の感想・評価

3.0
フィンランドでは知らない人はいないという国民的人気の名作戦争小説の3度目の映画化作品で、同国では映画史上最高の興行記録を樹立したという作品らしいです。

国民的人気小説の映画化なのでプレッシャーもあり、非常に気合いが入っている印象を受けます。エンタメ色は排除しながらも、激戦の戦場を丁寧に忠実に描いています。森の中での戦闘シーンは泥臭くて非常に迫力があります。

歩兵と士官の視点で負け戦を悲愴感たっぷりに描き心に迫って来る。戦車相手に爆弾持って近付くとか命を捨てた任務…。
やはりこの映画を充分に堪能するにはフィンランドの歴史は知っておいた方が良いと思う。私は全く知らないので戦争でのフィンランドの立ち位置など細かい部分について行けませんでした…。

歩兵部隊に焦点を当てているため、戦闘機や艦隊などは影を潜めてます。戦車は登場しますが、どうしても地味な印象は拭えません。
お話も単調なのでやはり長く感じてしまいます…。

戦場を離れた所でのお話がイマイチ響かないのと、個人的に主人公の1人のおっさんが好きじゃなかったので評価が下がってしまいましたが、評価も高いですし一般的には良い戦争映画だと思います。
今週借りた第二次世界大戦映画10本ノック、6本目

ロッテが渋い
mh

mhの感想・評価

5.0
フィンランド軍視点の戦争もの。
冬戦争の決着からソ連へのリベンジ、そして継続戦争の終わりまで。
森林戦、降雪地帯の戦闘の火薬量がすごい。
「敵は人間じゃない」と自分に言い聞かせて戦ってる。戦車をつぶす大変さもよくわかる。「プライベートライアン」とはまた違ったリアリティがあって手汗が半端なかった。
将官に反抗的でも有能な古参兵という戦争映画ではあまりみないキャラクターがとにかく素晴らしい。
休暇で実家に戻るも、畑仕事を手伝うのがリアル。

結局、フィンランドはソ連に負ける。
同盟を組んでいたはずのナチスドイツに銃口を向けることになる。
WW2当時の北欧の状況、そのあたりの歴史をしらなかったのでよけい楽しめた。
面白かった。超おすすめ!
シオ

シオの感想・評価

4.9

このレビューはネタバレを含みます

【転記】
使われる爆薬量と反比例するかのように、透徹した静寂を湛えた画面。劇的なものはなく、カメラが追っていた人物でさえ死を脚色されることなく、知られることなき英雄「ではない」存在をとても真摯に映し出していた作品。
泥塗れの兵、肌を染める赤い血、薄青い雪、黄金色の麦の穂。目を打つ色彩の雄弁さ。
「我々は戦い抜いた!頑張った!正義だった!」と正当化を図るような締め方だったとのレビューも目を通したけど、そんな締め方してなかったと私は思う。
感想は人それぞれだからこそ、あの虚しさの中の一握りの未来、「誰も傷つけていない」子どもの眼差しをもって、そんな風には感じられなかった。と、私は記録しておきたい。
フィンランドとソビエト連邦の戦い
若干中だるみがありましたので高評価にしませんでした。
Yu

Yuの感想・評価

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フィンランドといえば、サンタクロース・ムーミン・オーロラ・残酷ショッピングとか、そんな感じだけど、ロシア(ソ連)とドイツに挟まれてる第二次世界大戦の敗戦国ってことをすっかり忘れてました!
バルト三国がしっかり独立して、文化も言語も残ってるのってスゴい!って思ってたけど、フィンランドの国自体が残ってるのもめちゃめちゃカッコいいですね、

ソ連との冬戦争で奪われた領土奪還を目指す継続戦争が舞台。ドイツと同盟を組んでの戦争なんだけど、本作では政治の戦争っていうよりも、家族や家を守ために戦う男たちの話だから、歴史的なバックグラウンドはあんまり知らなくても楽しめるかも。

まぁ戦争映画のほとんどは登場人物にフォーカスされた作品だから、特にそこが!っていう感じじゃあないんだけど、敗戦っていう結果を知ったうえで見ちゃうと、ちっちゃいことで喜んでいる兵士とか、休暇に結婚してる兵士とか(戦争映画だと一番まずいやつ)、19歳で戦線に立たされる(これも残念ながら戦争映画ではまずいやつ)のをみると毎回心が痛くなるんですよね、、

で、今作は「ワンシーンに用いられた最大の火薬量」のギネス記録を持ってる作品で、ワンカットで70.54KgのTNTを使ったんだとか。100m先の建物がぶっ飛ぶ量の爆薬を使った映像は、めちゃめちゃ迫力があって、これは映画館で観たかったなぁ〜
マイケルベイ的な頭の悪い使い方はしてないんだけど、なんだろう、とにかく破片が飛び交っててすげー怖かったです。
もちろん戦車を爆破するシーンは2回あるんだけど、そういうガソリン爆発じゃなくて、メインは森林に作った塹壕やタコ壺を一網打尽にするための爆撃になってるんです
だからとにかく木片、石、湿った土が粉塵状になって無作為に広がっていくんですよね、、これが手榴弾なのかぁって、なんだか改めて知った気がします、まぁ「映画の中で」なんだけどね

で、3人の主人公がいてそれぞれの視点で話が進んでいくんだけど、もうさ、全員かっこいくてもう思い出すだけで、ちょっと辛くっちゃう、、全然感想じゃないんだけど、主人公たちのプロフィールを紹介するね!

1.少尉 カリオルト/ヨハンネス・ホロパイネン
婚約者をフィンランドの首都に置いてきた小隊長。真面目くんなんだけど、若さというか戦いへの怯えもあって、でも小隊長っていうこの映画ではかなり高い地位についているから、部下に厳しく自分にも厳しいヤツ。作中では戦争の英雄を目指す唯一のキャラクター。すげーイケメン。「隊長は英雄になりたいんですね」って言われてビクッとしてる表情がたまらなんッ!

2.少尉 コスケラ/ジュシ・ヴァタネン
隊を率いるボス。基本的に笑わないけど(笑わないライアン・ゴズリングみたいなイメージ)部下思いで先陣切って突む。「俺を呼ぶときは”殿”をつけるな。」かぁっこいい!!

3.伍長 ロッカ/エーロ・アホ<=阿呆じゃないよ!
冬戦争から戦ってきたベテラン歩兵。前回の戦いでいろいろ経験したのか基本的に落ち着いてて上官に対してもいうことは言っちゃう。つかみどころのないひょうきんイケオジ。一見だらしなく見える態度にカリオルトは違和感を感じてるんだけど、ロッカと話しているうちにお互い認めえる関係に、、ラブかよ。ちなみに主人公たちの中では一番好きでした!!!だからこそラストシーンは、見てて一番きつかったけど、、

そのほかにもロッカの友達のスシやら、なんかロードオブザリングのサム?トム?みたいなやつとか、カイロレンみたいな人とか、みんなサイコーのキャラクターがいてさ、すげーありきたりだけど、歴史に残っていない無名の英雄たちがたくさんいるんだなぁ、と改めて実感しちゃいました。

で、最終的にソ連が出した講和条約の中には領土返還はないわけで、あれなんだけど、ロシアがめっちゃ広い理由もなんとなんとなくわかっちゃうよね〜北方領土がどうこういうつもりはないけど、政治ってこえーって思いましたん
でもでも国家としての独立を保って、ヤバい国に囲まれながらも国を維持したフィンランドのトップはなんかかっこいいですよね〜!

フィンランドって教育とか社会福祉とかアートとか、残酷ショッピングとか、なんとなくだけど日本からすると女性からの人気が高いイメージのある国なんだけど、その礎を作った男たちの映画ってなんかめっちゃかっこいいじゃん!!

派手なアクションやエンタメ性は無く忠実に戦争という描写をしていると感じた。
誰もしたくて戦争をしている訳ではなく、誰も英雄になろうなんてしていない。
タイトル通り、戦場に英雄は存在せず、敵味方共にただ生き残ろうとしている事が伝わる映画でした。
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